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検体の採取・保存方法

血清ならびに血漿の場合、記載の検体量の約2〜3倍を目安に血液を採取してください。

1 血清

  • STEP1

    注射針を外し、血液を管壁に沿って、泡立たないように血清分離チューブに入れる

    STEP1
  • STEP2

    十分に転倒混和(10回程度)

    STEP2
  • STEP3

    凝固完了まで約30分室温静置

    STEP3
  • STEP4

    血餅形成後すみやかに3,000~3,500rpmで10~15分間遠心

    STEP4
  • STEP5

    遠心分離で分離した血清(上清)をマイクロチューブに移し、指定の保存温度にて保管

    STEP5

2 血漿

  • STEP1

    検査必要量の血液を注射針を外し、血液を管壁に沿って、泡立たないよう採血管に入れる

    STEP1
  • STEP2

    十分に転倒混和(10回程度)

    STEP2
  • STEP3

    すみやかに3,000~3,500rpmで10~15分間遠心

    STEP3
  • STEP4

    遠心分離で作成した血漿(上清)をマイクロチューブなどに移し、指定の保存温度にて保管ください

    血球を吸わないよう注意してください
    STEP4

3 全血

  • STEP1

    注射針を外し、血液を管壁に沿って、泡立たないように採血管に入れる

    STEP1
  • STEP2

    十分に転倒混和(10回程度)

    STEP2
  • STEP3

    室温にて保管

    STEP3

4 ホルマリン固定組織

採取された病理組織を10%ホルマリン入りの容器に入れ、液漏れ・乾燥しないよう密封してください。

5 細菌

好気性

採取された材料をスワブの先で拭い、培地容器に差し込んでください。

嫌気性

採取された材料をスワブの先で拭い、培地容器に差し込んでください。または穿刺にて採取した検体は嫌気ポーター上部より穿刺にて移してください。
搬送中に検体が漏れないように、キャップをしっかり固定し、検体ごとに密閉袋に入れてください。

検体容器について

検体の採取には、適切な検体容器を用いてください。検体容器一覧は、下記のページよりご確認ください。

検体容器

採血時および採血法における注意事項

溶血について

遠心分離した上清が薄赤色になっている状態です。多くは赤血球が物理的に破壊される事が原因で、検査値に影響を与えます。手技としては、真空採血管への刺針注入、細い血管からの採血なども溶血の原因となります。無理なく採血を行い、針を取った状態でゆっくり管壁に沿って血液を移してください。

乳びについて

遠心分離した上清がクリーム色に濁っている状態です。食後間もない時間の採血や脂質代謝異常が乳びの原因になります。中性脂肪を含むカイロミクロン、VLDLの増加が原因で起こり、検査値に影響を与えることもあります。
採血前に8時間以上の絶食が理想です。

フィブリン析出について

血漿中のフィブリノーゲンが十分にフィブリンに転化できず、フィブリン析出現象が起きてしまう状態です。この状態により十分な血清量が得られず、検体量不足となります。また、分析機器のつまりの原因(測定エラー、機器故障)となります。
PT・APTT・フィブリノーゲンにおいてフィブリンが析出したクエン酸血漿は凝固時間の延長などの原因になります。血液採取後は採血管のキャップを外し、シリンジから針を取って採血管内の管壁に沿ってゆっくり移してください。十分な転倒混和後に遠心分離し、クエン酸血漿をマイクロチューブに移し、速やかに冷凍保存してください。

検体の保存の注意について

測定結果に影響をおよぼすため、指定の保存方法を厳守ください。

  • 血清分離チューブでの長時間保存は、遠心分離をしていても下層の血球が逆流し溶血する恐れがあります。遠心分離後の血清(上清)をマイクロチューブに移し、指定の温度にて保存をお願いいたします。
  • 全血は室温にて保存をお願いいたします。
  • 冷凍と記載されている検査項目は保存の温度が検査結果に大きく影響を与える項目です。遠心分離後、血清、血漿をマイクロチューブなどに分取し、必ず冷凍にて保存をお願いいたします。